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大会長挨拶

​「リハビリテーションの
​       新たな可能性」

社会医療法人敬和会
大分リハビリテーション病院
渡邊亜紀

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​ この度、令和5年2月5日(日曜日)に別府国際コンベンションセンターにて第25回大分県理学療法士学会を開催いたします。

 本学会テーマを「リハビリテーションの新たな可能性」とし特別講演、ランチョンセミナー、専門領域セミナーを企画しています。本学会テーマである「新たな可能性」には2つの想いがあります。

 1つは「リハビリテーション技術」の可能性です。理学療法は「理学療法士及び作業療法士法」第2条において「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。しかし時代は移り変わり理学療法の対象者や障害は多様化し、方法もデジタル技術を用いた医療が進化しています。これは昨今の新型コロナウィルス感染症の影響も少なからずあると思います。その1つに仮想現実(virtual reality:VR)技術のリハビリテーションにおける応用です。本学会の特別講演としてVR技術を応用したリハビリテーション用医療機器「mediVRカグラ」を開発された原正彦先生をお招きし、mediVRカグラの構成や臨床効果、そして今後の可能性についてご講演いただきます。本講演を通じ、新たな技術について学び、さらなる理学療法の質の向上に向け皆さんと考える場となることを期待いたします。

 2つめは「理学療法士の活躍」の可能性です。これまで対面が中心であった学会、研修会がオンラインへ変化しました。本学会も昨年同様、オンラインと対面のハイブリット開催となり、全国から理学療法士が本学会に参加できるようになりました。このことで県学会は全国への登竜門から一気に全国デビューの場となります。ランチョンセミナーや専門領域セミナーでは県内で活躍されている先生方より各領域の最新情報を踏まえたリハビリテーションを発信していただきます。さらには約40の一般演題が予定されており、日頃抱えている臨床課題を多くの理学療法士と議論し解決策を見出すことで、明日からの理学療法の質向上につながる機会になると思います。本学会が大分県内の理学療法士の活躍の場となると同時に全国の理学療法士が議論しあい、研鑽を積む場となる事を期待いたします。

 最後になりますが、四半世紀の節目である本学会が、ご参加いただいた皆さまの「新たな可能性」を開ける機会となるよう準備してまいりますので、皆さまのご参加、お待ちしております。

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