top of page

​学会長挨拶

梅野裕昭写真.JPG

大分中村病院 梅野裕昭

 この度、令和3年 12月 12日(日曜日) 別府国際コンベンションセンター ビーコンプラザ にて第24回大分県理学療法士学会を開催いたします。本大会長を務めさせて頂く、大分中村病院の梅野裕昭です。

 さて、新型コロナウイルス感染拡大において徐々にコロナワクチン接種が進んでいるとは言え、感染拡大が油断を許さぬ状況は続いており、本学会は昨年に引き続きハイブリット形式での開催とさせて頂きました。本学会はテーマを「変化と適応」とさせて頂き、特別講演、専門領域別セミナー、ランチョンセミナー、一般演題発表・フレッシュマンセッションなど多数の企画を準備しております。

 昨年より我々の日常生活、就労環境において大きく「変化」しており、日々報道・配信される情報に戸惑いながらも、家庭生活や業務において様々な取り組み、工夫をされているかと存じます。我々理学療法士を取り巻く環境も理学療法室・リハビリテーション室のゾーニング、標準予防策の徹底、マニュアル作成などこれまで以上の感染対策が求められ、環境や対応が変化する中で、新しい取り組みに柔軟に適応しなければなりません。臨床においては、コロナウイルス感染回復後のリハビリテーションに取り組んでいる施設も聞かれ、呼吸器疾患における理学療法介入について改めて再考が必要と考えます。

 このような背景から、特別講演では、「呼吸理学療法の未来と展望」と題し複十字病院の千住秀明先生(長崎大学名誉教授)よりご講演頂き、呼吸理学療法が今後どのように発展し、我々理学療法士はどう向き合い適応すべきかご示唆頂きたいと存じます。また千住先生は長らく大学において教育・研究に携われ、退官後は臨床で活躍されており先生ご自身の働き方においても本学会の特別講演で最もふさわしいと考えております。

 さらに、各企画においては研究推進セミナーでは内田病院の野村先生、大分リハビリテーション専門学校の岡部先生に体験談をもとにしたご講演を頂き、専門領域セミナーでは運動器領域を大分大学の阿南先生、脳血管領域を井野辺病院の大戸先生にお願いし各領域のトピックスなど提供頂く予定です。ランチョンセミナーでは伊藤超短波株式会社のご協力もあり企画の運びとなりました。

また、一般演題・フレッシュマンセッションでは36題の登録を頂きました。ハイブリット開催という制限ある中での発表となりますが、是非日々の臨床や研究成果について議論頂きたいと思います。

 最後に、本学会はハイブリット形式での開催ですので是非気軽に参加して頂き、皆様の臨床、教育、研究活動の一助となれば幸いに存じます。多くのご参加をお待ちしております。何卒、よろしくお願い申し上げます。

bottom of page