top of page

~ ランチョンセミナー ~

当院における歩行再建戦略とロボット活用

~講師~

大分リハビリテーション病院

渡邊亜紀 氏  川井康平 氏 中原浩喜 ​氏

 近年、リハビリテーションロボットを用いた歩行再建技術が注目されており臨床での活用や研究が進んでいる。ロボットの利点は同じ動作を長時間反復することであり、理学療法士のスキルとロボットを組み合わせる事で早期から過剰な代償なしに最終歩容類似の多数歩歩行を可能とし、より早い歩行能力獲得が期待できる。このことは脳卒中ガイドライン2015「発症後早期の患者では、より効果的な能力低下の回復を促すために訓練量や頻度を増すことが強く勧められる(グレードA)」に裏付けされる。

 当院は平成26年4月に回復期リハビリテーション病棟を開設し、平成29年2月に機能訓練室(通称:リハパーク)を建築し数々のロボットや評価装置を導入した。歩行支援機器では、ロボットスーツHALR、HALトレッド、Honda歩行アシスト、歩行リハビリ支援ツールTree、電気刺激DRIVE、安全懸架装置を導入し、歩行機能再建に向けたトレーニングを実践している。本ランチョンセミナーではその実践結果を報告したい。

bottom of page